今の時代、株、FX、投資信託、不動産、金、先物などと肩を比べるほど、有名になった投資の一つである仮想(暗号)通貨。
今回は私こと田中が思う仮想通貨の投資はやめておけという声への(私の)本音に関して思うことを述べていきます。
・仮想通貨の投資に興味がある方
・既に投資をしていて利益を伸ばしたい方
・また様々な仮想通貨の情報発信のブログなどを見て、結局どのような仮想通貨を買えば混乱している方。
是非ともの上記の方に非常に役立つ情報を述べていきますので、最後までお付き合いいただけると幸いです。
ちなみに私、田中のことに関して、詳しくは以下のリンク先のページを見ていただければ幸いです。一応、数千万円単位では仮想通貨で利益を出したことがあります
結論:安定した投資をするならメジャーな仮想通貨への長期投資以外はやめておけ
いきなり結論から言いますが、コレ一択です。
もう少し具体的に言えば、2022年12月以降、月足で下降トレンドから上昇トレンドに変わった時、以下のサイトにて
仮想通貨時価総額上位100
https://coinmarketcap.com/ja/
を見て、20位以内で利便性の高そうな仮想通貨に対して、長期投資をしていことがベターかなと思っています。
メジャーな仮想通貨への長期投資をする理由
なぜ、メジャーな仮想通貨への長期投資以外はやめておけなの?
と、上記のような疑問を持つ方いらっしゃると思います。
この疑問に対して答えるべく、以下の三つのお金にまつわる流れを通して、解説していきます。
①人口が増えて経済成長が続く限り、お金の発行量は増える
②市場に余ったお金は仮想通貨にも流れていく
③お金が流れる仮想通貨は「流動性」「安全性」「収益性」が高いもの
①人口が増えて経済成長が続く限り、お金の発行量は増える
まず、これは経済の大前提のお話になりますが、人口が増えて経済成長が続く限り、お金の発行量は増えていきます。
その理由は人口が増えると同時にお金を増やさなければ、1人に行き渡るお金が少なくなってしまい、バランスが取れなくなるからです。
そして、2022年7月公表の「世界人口推計2022年改訂版」を参考にしたデータでは、世界人口は2022年11月15日に世界人口は80億人に到達し、その後、2030年に85億人、2050年に97億人に増加する見通しとなっております。
2022年の日本では、人口減が問題とされていますが、世界の人口は日本とは反対にこれからドンドン増えていくのです。
で、その人口が増えていくと同時にお金も必要となるので、世の中には今より多くのお金が回ることになります。
お金って、擦りまくれば、みんな大金持ちになって、お金の不安は解決されるのではないの?
と言う質問がよくあるのですが、お金を擦りまくるとハイパーインフレが起こり国が崩壊します。
と言うか実際、2000年代にアフリカのジンバブエという国では、お金を擦りまくった結果、ハイパーインフレになり、国が崩壊しかけた事実があります。
2008年における非公式の報告ですが、ジンバブエのインフレ率は「6月のインフレ率は1,120万%」「7月のインフレ率は2億3,100万%」になったとか。
わかりやすく言えば、元々1個100円のリンゴが、6月には1120万円、7月には231億円という価格になったというわけです。
まさに通貨の供給量や物への需要のバランスの崩壊と言えるでしょう。
ちなみにハイパーインフレの末期、2008年のレートで計算、1ジンバブエドルは、日本円の価値で言うと約0.0000000000086円です。
このようなジンバブエの事例からわかるように、単にお金を擦りまくることによって、お金の不安は解消されないどころか、通貨の供給量や物への需要のバランスが崩れ、国を崩壊させることにつながってしまうのです。
https://nozakicoin.jp/products/7195445756094より引用
ps.ちなみに2009年1月には100兆(100trillion)ジンバブエドル紙幣が発行されたみたいです。
②市場に余ったお金は仮想通貨にも流れていく
①で人口増によって、お金も増えていくことを述べてきましたが、そのお金は皆に平等にわけれるわけではありません。
むしろ、平等どころか現代では「格差社会」というように、一部の人にお金が集中し、多くの人にお金が行き渡らない状態になっています。
実際にコロナ禍によって、さらに格差は拡大し、2021年の年末に世界の1%の超富裕層が資産の37%独占しているというデータが出ております。
つまり、お金を持っている人は有り余るほど持っているというわけです。
そして、その有り余ったお金ですが、どこにいくかと言えば、基本的には「投資」に使われる事が殆どです。
なぜかと言えば、現金をそのまま現金の状態で放置していたら、価値はそのままですが、株、FX、投資信託、不動産、金、先物などに投資することによって、もっと資産を増やせる可能性があるからです。
特にお金を多く持っていれば多く持っている人ほど、投資では大きく収益を上げるチャンスがあります。
例えば、10000円で1%の利益が出たとしても、10100円と100円の利益しかないですが、100億円持っていれば、1%の利益でも1億円となるわけです。こうなってくれば、下手にビジネスを実践するよりも投資に専念した方が資産を増やせる確率はUPするというわけです(勿論、資産を減らすリスクもありますが)
そして、その投資の中に、近年話題になったのが「仮想通貨」というわけです。
実際、近年、Twitter社を買収したテスラCEOのイーロン・マスク氏は、仮想通貨を大量保有していたり、アメリカの上場企業の社長が2500万ドル(25億円)相当のビットコイン(BTC)を1月に購入したと発表したりしています。
なので、これから世の中でお金は増えていくことからも、より仮想通貨にお金が流れていく事が予想できるというわけです。
しかし・・・
本当に仮想通貨へお金なんて流れていくの?
と思う人もいる事でしょう。
そのような方は是非とも以下のビットコイン(BTC)の価格の推移をご覧いただければと思います。
ビットコイン(BTC)の価格の推移
2009年10月5日 | 0.07円 |
2010年7月18日 | 7円 |
2011年6月19日 | 1,401円 |
2012年11月28日 | 1,013円 |
2013年12月5日 | 110,000円 |
2014年12月11日 | 41,180円 |
2015年12月23日 | 53,322円 |
2016年8月2日 | 61,296円 |
2017年12月8日 | 1,942,438円 |
2018年11月15日 | 591,833円 |
2019年11月1日 | 806,359円 |
2020年11月1日 | 1,988,586円 |
2021年11月1日 | 6,403,822円 |
2022年4月1日 | 4,893,110円 |
2009年からのビットコインの価格の変動を見れば、どれだけ仮想通貨に需要が集まってきている・・・つまり、仮想通貨市場にお金が流れていっていることが良くわかるかと思います。
このようなことからも今後も仮想通貨にお金が流れていく事が予想できます。
けどさ、2022年で言えば、FTX破綻とかで事件起こして下げているし、今後は仮想通貨にお金なんて流れないのではないの?
いい質問ですね。この疑問に関しては、後ほど順を追って話しますので、しばしお待ちください
③お金が流れる仮想通貨は「流動性」「安全性」「収益性」が高いもの
今までの流れで仮想通貨にお金が流れてくるのはわかった。けど、なぜ、メジャーな仮想通貨を購入する必要性があるの?
と思う人もいるかもしれません。
これに関して答えるのであれば、仮想通貨の中でも「流動性」「安全性」「収益性」が高いメジャーな仮想通貨にはお金は集まりやすいからです。
ちなみに「流動性」「安全性」「収益性」投資運用の三大原則とも言われており、仮想通貨で言えば、以下のようなに当てはまります。
安全性:セキュリティ面に信頼性はあるか?
高い収益が見込める金融商品であっても、セキュリティが甘く複製や改ざんをされてしまうようであれば、その仮想通貨は信頼が出来ず、使い物になりません。
流動性:必要な時にすぐに現金化することは可能か?
お金が必要な時に、仮想通貨が現金にすぐに換金で出来なければ、その通貨は流動性が悪いと言え、流動性が悪い仮想通貨は使い勝手が悪く、現実として使い物になりません。
収益性:より高い収益が期待できるか?
安全性が高く、流動性も高い、けど、全然その仮想通貨の価値が上がらない・・・、そのような仮想通貨だと投資商品として微妙であることからも、投資運用の対象と見られない為、これも使い物としては良くないのが現実です。
なので、仮想通貨で言えば、この三大原則を満たしているのが「メジャーな仮想通貨」というわけです。
メジャーな仮想通貨を個人的な感覚として、仮想通貨時価総額上位100の20位くらいと定義しております。
また海外の仮想通貨メディアや複数の専門機関がビットコインやイーサリアムなど、メジャーな仮想通貨が今よりも価格上昇すると予想している理由としては、個人的には今まで話してきた理由が大きく関係しているのではないかと思っております。
逆に仮想通貨への短期投資はギャンブルでしかない。「投資」という考えであれば、短期はやめておけ
今までの記事の内容を見て、理解してきた方は
なるほど。とりあえず、メジャーな仮想通貨であれば、投資運用の原則も踏まえているし、テキトーに買えば良いんだな
と思う人もいるかもしれません。
確かに投資運用の原則を踏まえていることからも、長期的には資産が増える可能性が、私は多いとは思っております。
しかし、気をつけたいところとしましては「長期」ではなく「短期」の投資対象としてみている人は要注意です。
なぜかと言えば、仮想通貨は短期的に何かの出来事や事件があると一気に価値が急落するからです。
例えば、今年(2022年)で言えば、やはり「Terra(テラ)/LUNA(ルナ)ショック」や「FTX破綻事件」が良い例です。
2022年5月、意図的な攻撃によってUSTのペッグ(ドル連動)が外れる「ディペッグ」が発生。これによってTerra USDはどんどん下落。
そして、この下落がさらなる信用不安を呼びLUNAとUSTは、機能を取り戻すことなく崩壊。
ちなみにLUNAの価格は1週間で100万分の1まで暴落。
https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=BINANCE%3ALUNAUSDTより引用
また、LUNAだけでなく、各仮想通貨にも不安が広がって価格が暴落した。
2022年11月創業者のサム・バンクマンフリード氏がCEOを務める仮想通貨取引所FTXがが経営破綻。きっかけは暗号資産関連のニュースサイトが11月初めにFTXの財務の健全性を疑問視する報道。
この報道により当時ライバルとされていた仮想通貨取引所「バイナンス」のCEOが6日、保有していたFTX発行の資産を清算するとツイッターに投稿して経営への懸念が拡大。
そして「バイナンス」がFTXの買収を検討しましたが、翌日に撤回され、投資家らがFTXから資金を引き出す動きが加速。
そして、11日に連邦破産法第11条の適用をアメリカの裁判所に申請し経営破綻。
この事件によって仮想通貨自体にも信用不安が広がり、以下のようにビットコインの価格が暴落した。
Image via CoinDesk Japan.より引用
で、このような出来事や事件があるたびに
仮想通貨はオワコン
もう仮想通貨投資で収益を出せる時代は終焉を迎えた
と言うような声と共に大きく仮想通貨の価値を下がるのが、もはやセオリーと言っても良いでしょう。
これは過去起きた「マウントゴックス事件」や「コインチェックXEM流出事件」の時の仮想通貨の価格を見れば、良くわかるかと思います。
2014年、世界最大級の仮想通貨の交換所であったマウントゴックス社のサーバーが何者かによってハッキング。
ビットコイン(BTC)と預かり金が大量流出。
失われたビットコイン(BTC)の総額はユーザー保有分の約75万BTCと自社保有分の約10万BTCで、当時のレートでは約470億円と言われた。
そして、この事件が打撃となり、マウントゴックス社は莫大な負債を背負うこととなり経営破綻。
ちなみに当時マウントゴックス社のCEOであったマルク・カルプレス氏は顧客の預かり資産を横領した疑いで逮捕もされた。
https://coinotaku.com/news/articles/2470より引用
2018年、大手仮想通貨取引所のコインチェックがユーザーから預かっていた約580億円分の仮想通貨ネム(XEM)が不正流出した事件。
コインチェックはXEM(ネム)をホットウォレットで管理しており、その結果、不正アクセスの発生につながったものとされている
ちなみに原因は悪意のある第三者からコインチェック社員に対して送信されたメール内のリンクを開いたことによる「マルウェア感染」であることが明らかにされている。
この事件によって、火葬つかの信用不安に繋がり、一時期ビットコインの価格は大幅に下落。また、この事件によって2017年後半から起きた仮想通貨バブルは、この事件によって一時弾けた。
で、このような現象を理解していると仮想通貨を購入したタイミングが悪い、つまり投資したタイミングが悪いと、上記のような事件に巻き込まれて、一気に資産を減らす可能性が高いというわけです。
しかし、価格が落ちきった時期に仮想通貨を購入すれば、価格が戻ってくる分も利益となるので、一気に資産を増やす可能性も十分あります。
いわゆるリバウンドってやつですね
ただし、どこのタイミングで仮想通貨の価格が戻るかどうかは神のみぞ知る領域。
だからこそ、私は短期投資で仮想通貨で利益を出そうとした場合は「ギャンブル」という表現をとったわけです。
2022年のように建て続けて事件が起こり、一気に価格を下げることだってありえるわけですから。
しかし、今までの流れが証明している通り、長期的に見ると今まで紹介してきた通り、仮想通貨は事件を起こしてきておりますが、価格は上昇してきております。
なぜ、事件を起こしても仮想通貨の価値が上がるかと言えば・・・そう、先ほどの述べた
①人口が増えて経済成長が続く限り、お金の発行量は増える
②市場に余ったお金は仮想通貨にも流れていく
③お金が流れる仮想通貨は「流動性」「安全性」「収益性」が高いもの
が関係しているというわけです。
ですから、仮想通貨で短期的に資産を伸ばす為に投資するのはギャンブルと言いましたが、長期的に仮想通貨を投資することは、私はギャンブルではなく「投資」と位置付けております。
ICO とは、イニシャル・コイン・オファリング(英: Initial Coin offering )の略称で、 仮想通貨 の新規発行による資金調達方法の一つです。
で、よくこのICOは、世間だと
このコインは今後100倍になる!
と、物凄い怪しい言いようで宣伝されていたりしております。
ちなみに、このようなICOの特徴としては
イーサリアムの開発者が関わっている!
とか
◯◯という国の大臣とコネクションがある
など、社会的証明や権威性を出して、資金を集めていくのが特徴です。
個人的にはこのようなICOは全て詐欺とは言いませんが、殆どが価値のない仮想通貨になる事が殆どです。
ですので、どんなに有力な話であったとしても、話半分というような感じで聞いておき、実際にそのような仮想通貨を購入するなら「ギャンブル」と割り切って購入するようにしましょう。
ちなみに過去に私は仮想通貨で数千万円の利益を上げたが、これは運の良さが大きいと思っている
ちなみに私のプロフィールを見ればわかると思いますが、
私は仮想通貨で数千万円の利益を実際に上げております。
で、このような利益を上げていることに対して、今の私が思うことは
ただ単に運が良かった
ということが第一です。
正直、今の私であれば話は違ってきます。
ある程度ですが、仮想通貨に関しての勉強をしたことにより、今回の記事で書いたように価格の変動が読みができますし、過去の仮想通貨の動きを見て、ある程度の予測はできますから。
しかし、過去の私は仮想通貨に関する知識や経験は全くありませんでした。
そのような中で利益を出せたわけですから、運でしかなかったなと思うわけです。
ですから、今回の記事の言葉で言えば「ギャンブルに勝った」という事実でしかないなと思っています。
実際、一度大きく当てる事ができましたが、その後は結構失敗していますから・・・
だからこそ、メジャーな仮想通貨への長期投資以外はやめておけ
というわけで、ここまでしっかり記事を見てきた方はお分かりいただけると思いますが、
メジャーな仮想通貨への長期投資以外はやめておけ
と私は述べるわけです。
ただ投資ではなく「ギャンブル」としてであれば、短期的な仮想通貨への投資やICOへの投資は良いかと思います。
しかし、そのようなギャンブルは基本的に再現性はないものであり、本当に運任せでしかありません。
ある程度、投資を実践している人であれば、簡単にわかるかと思いますが、そのようなギャンブルのような投資をしていれば、一時期は儲かったとしても、いずれ仮想通貨という市場から退場することになります。
つまり、あなたの所持金が無くなるということです。
正直、私も仮想通貨で一度多く当たりましたが、その後に何も考えずに以前のようにギャンブル的な投資をしていたら資金がなくなっていたかもしません。。。
ですから、私はメジャーな仮想通貨への長期投資のみを推奨します。
これが私の現在の本音です。
それでは、今回もここまで記事をお読みいただき、ありがとうございました。